医療スタッフも健康管理が大事

患者さんの容体の変化に即座に対応しないといけない

病院は患者さんの容体の変化に即座に対応しないといけないため、医師や看護師をはじめ医療スタッフは常に忙しく、また夜勤や居残りなどの時間外労働も多い仕事です。そのためか、体調が悪くてもなかなか休めなかったりして、明らかにフラフラの状態で仕事をしているスタッフを見たことのある患者さんも多いのではないでしょうか。病院スタッフも当然労働者ですから、法律で指定されている健康診断を受けなければなりません。

自分の健康管理にまではなかなか手が回らない

しかし忙しさゆえに健康診断をすっぽかしたり、あるいは健康診断を受けたとしても異常をほったらかしたりと、自分の健康管理にまではなかなか手が回らないスタッフも少なくないというのが現状です。「医者の不養生」と言う言葉は、現代でもその通りなのです。

とは言え、体調不良のスタッフが患者さんに接するのは患者さんに病気をしてしまう恐れがあります。医療スタッフが結核にかかって体調が悪いのに勤務を続けた結果、院内のスタッフや患者さんに結核がうつってしまい、保健所が調査に乗り出しておおごとになった…といった事例を、時々耳にします。

健康管理の自覚が求められる

他にも、病院給食のスタッフがノロウィルスにかかって下痢をしているのに仕事を続け、集団食中毒が発生したという事案もあります。これらの院内感染もある意味、一種の医療事故と言えるでしょう。患者さんに健康の指導をする立場である医療スタッフの側にも、健康管理の自覚が求められることは言うまでもありません。